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ダイエット本はこれ一冊でいい!! 話題の筋トレ本!『無敵の筋トレ食』レビュー!

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・ダイエット本が多すぎてどれがオススメか知りたい

・ダイエット本を数多く読んできたけど効果がない

そうした悩みを解決するダイエット本が、株式会社ポプラ社より現役ボディビルダーであり日本体育大学准教授でもある岡田隆氏が執筆した『無敵の筋トレ食 栄養で筋肉を仕上げる!』です。この本は、ダイエットの本質を理解できる一冊になっているだけでなく、岡田氏自身が競技者としての減量のテクニック・経験まで書かれている一冊です。


 岡田先生は、これまで『除脂肪メソッド ハンディ版』、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』など筋トレ初心者から上級者まで目から鱗の著書で、累計100万部突破してきた方です。そんな岡田先生初となる食事本が、この『無敵の筋トレ食 栄養で筋肉を仕上げる』です。本書では、「食べて絞る」ことをテーマにダイエッターから筋トレ初心者・上級者まで、朝・昼・晩の食事は、一日三回分の筋トレという考え方から肉も炭水化物も甘味も恐れず食べ、辛くない、我慢せずに続けることができる食事管理術を岡田先生の実体験をもとに紹介しています。

 

本記事は、ダイエット本を買いたいけど何を買っていいかわからない方や本書に興味があるけど買うかどうか悩んでいる方に特に読んでほしいです。

 

 

 はじめに の概要

岡田先生は、ここでこの本は幅広い層の方に手に取って欲しいと書いてますが、特に届けたいのはくすぶりかけている筋トレ経験者の皆さん、過去、ボディいメイクやダイエットに挫折をした経験がある方、さらには現在悩んでいる方にお伝えしたいことがあると書いてます。

 

1日3回、1週間で21回の食事数を筋トレ数が

 上回ることは、まず無理!

ここでは、食事の重要性について書かれています。筋肉をつけて身体を大きくするにも除脂肪するにも身体を変化させるには、食事が全てです。一回一回に高度な知識や経験を必要とするトレーニングの質を高めるより、質を高めることが容易な食事を変化させることの方が簡単。また、1日1回トレーニングの質を高め筋肉を刺激するよりも1日3食で体脂肪をコントロールすることの方がインパクトは大きい。

 

序章 〜知識もある。トレーニングもしている。しかし、なぜ肉体改造に失敗するのか〜 の概要

ここでは、手段と目的を履き違えるから失敗すると書かれています。ダイエットをするとき多くの人は、良い身体になりたいからダイエットを始めると思います。ダイエットの経過を判断する手段として体重計の数値で多くの人が判断すると思いますが、いつしか体重計の数値を減らすことが目的になっている。

 他にも、継続は力になるがとらわれると失敗する、持つべきは確固たる目的と柔軟な対応力など、まずは考え方や気持ちの面などから、なぜ失敗したのかなぜ続けられないのかと言った悩みが序章を読むだけでも納得してしまいます

 

第1章 〜無敵の筋トレは食事に始まり食事に終わる〜 の概要

ここでは食事の重要性について厳しく書かれています。トレーニングとは、トレ前・トレ中・トレ後の食事と各々のタイプ・目的に合わせて適切なものを適切なタイミングで摂取する必要があり、この三つの食事を合わせて整えることでトレーニングになる。

 また、減量・ダイエットを目的とした食事法が、糖質や脂質といった特定の栄養素を敵視し除外しようとする風潮を岡田先生は問題視していて、愚の骨頂とまでいっています。そもそも人間の身体を作る上で重要な栄養素として定められている三大栄養素の中の一つを排除することは、二つの栄養素で身体を作ることになり、はじめから選択肢が狭く、食べたら太るという考えにつながるなど、詳しく書かれています。

 また、この章ではプロテインと筋肉の関係。サプリで得られるのは安心感!そして、水抜き塩抜きなど、筋トレ中級者の人も満足できる内容です。

 

第2章 〜食べて絞る!栄養で筋肉を仕上げる食事改革〜 の概要

ここでは、食事のルールはいたってシンプルで個人に適した栄養素のバランスの最適解通り毎食管理し、トータルのカロリー収支をコントロールすることで身体を変えることができるとしています。まず、身体を「絞る」という行為は「除脂肪」であり除脂肪に必要なのは自分自身の必要最低カロリーを把握することとして、減量の大原則が、摂取カロリー<消費カロリーであることを考えます。

そして、効率よく除脂肪を行う上でのオススメの食事法がPFCバランスを意識した食事法だと主張しています。この章では、第1のルール「一食あたりP(たんぱく質)=20g以上をキープ」、第2のルール「一食あたりF(脂質)=10g以下」、第3のルール「C(炭水化物)=摂取カロリーの55~65%」など、各々に詳細な説明がつけられているだけでなく食事例やルールをまとめた図などわかりやすいです。

 

そして、この章の後半ではカロリー収支の落とし穴や水は第6の栄養素、サプリメントといった内容だけでなく、岡田先生自身の経験から基づく炭水化物についての内容、考えて食べる炭水化物は太らないは、筋トレ中級者や上級者までもが、ボディビルダーとしての岡田先生の経験を得ることができるような内容で必見だと思います。

 

第3章 〜筋肉を「盛る」、脂肪を「削る」ベスト食材〜 の概要

ダイエットや減量していると苦労するのが食材選び毎日食べるものに悩んでしまってはストレスになり、ダイエットや減量の失敗の可能性が高くなるので、ノーストレスで食材を選ぶことができれば最強だと主張しています。

 この章では、PFCバランスを意識した途端に外食が難しくなるため、その対処法や自宅でのオススメ食材。さらには、岡田先生がたどり着いた厳選サプリメントなどこの章は、岡田先生自身の経験が特に濃く書かれた章であり、本当に目から鱗でした。

やはり、現役のボディビルデーの方が毎年試行錯誤を繰り返して辿り着いた現在の最適解を知ることができるというのは、本当にありがたいです。

 

第4章 〜超実践的!無敵の筋トレ食〜 の概要

この章は、岡田先生自身が現役ボディビルダーとして実践してきた5年間の食事遍歴。そして、試行錯誤の末にたどり着いた現在のベスト献立の紹介をしています。

 ここでは、岡田先生自身の経験を踏まえながら、外食で太る理由は収支バランスが悪いだけという部分では、岡田先生自身が減量中にも利用したやよい軒の素晴らしさを熱弁しています。減量中の食事はこれじゃないとダメという意識でいると辛い知識を武器にすれば食事を楽しめるといったこともきちんと書かれています。

 この章は、もう岡田先生自身です!

第3章よりも岡田先生自身の経験が強く、何年間も繰り返し得た内容だけでなく、そこにたどり着くまでの過程まで全て公開しています。本当に素晴らしい本です。

 

第5章 〜それでもカラダが変わらない人へ〜

このようなタイトルの章を書かれている時点で岡田先生のカラダに対する本気度が伝わります。つまり、それでもカラダが変わらないということは、それだけカラダが難しいものであると岡田先生はわかっているのです。

 この章は、正直いうと筋トレ中級者、上級者に向けて書かれているものだと思います。

この章で一番初めに書かれていることは、増量期の過ごし方です。岡田先生はここでクリーンバルクへの執着はカラダ作りを阻止する場合もあると主張しています。

この時点でわかる人は、わかると思いますがオフ期のすごし方など、完全に筋トレ中級者〜上級者向けです。ということは、現在クリーンバルクなど聞いてもわからないと思っている方も、しばらく経った時にまた本書に戻ることができるという素晴らしさが本書にはあります。

この章では、大原則に例外なしという素晴らしい言葉が書かれています。

いつでも、カラダづくりに悩んだり迷ったりした時には基本に立ち返り、この本を序章から読み返せばいいのです。そして、改めて読んだ時に以前とは違う自身の知識と合わさればまた違った景色が見えると感じました。

 

第6章 〜食事で変わる筋トレと人生の質〜 の概要

食事を整えれば、心も腸も自然に整い食事を整えるということは、スケジュールを管理できる。スケジュールを管理することは、時間を管理することができる。食事と時間を管理することができれば、睡眠を確保できる。さらには、筋トレによるカラダの変化という進化の体感。いい食事、いい筋トレ、つまり筋トレ食は総合的な人間力を底上げするということが詳しく書かれています。

 

感想

僕自身筋トレをしていて思うことは、ボディビルダーはダイエットや減量のプロだということ。正直、毎年流行する〇〇ダイエットなど意味がない。なぜ、毎年新しいダイエットが流行るのか、それだけ毎年失敗するダイエットだからとしか言いようがない。もし、〇〇ダイエットで成功している人がいるのならば、年々ダイエット法は売れなくなり流行しないはずだ。ボディビルダーというと一般の人からすると特殊で、むしろ行きすぎて、逆になりたくない身体というイメージがあると思います。しかし、ボディビルダーの人が初めからあのような身体なわけではなく、一般の人が思うカッコイイ身体を経て、あそこまでたどり着いている。

つまり、一般の人がなりたい身体は途中過程にある。そんなプロの方が教える本当の食事術をこの本を読めば知ることができます。

 

また、初心者でけでなく筋トレ中級者や上級者の方もボディビル大会で素晴らしい戦績を納めているボディビルダー岡田氏の経験や失敗談など勉強になることがたくさんあります。僕自身、すごく勉強になりました。オススメの一冊です。

 減量やダイエットに関する食事本はこの一冊で間違いない